カキ君 成長日記

おそらく発達性読み書き障害があると思われる子供の日々の勉強を綴った成長日記です。

昨夜のその後(かなりの長文になってしまいました)

昨夜は勉強を切り上げて私は違う部屋に行って、英語の勉強をしていました。


子供は色々考えたのか、一人で勉強の続きとくもんをやっていました。


やり終えてから、私の所に来て、「さっきはやる気が無くてごめんね」と謝ってきました。


私は、子供に対する気持ちを話しました。


子供には夢があります。

今の夢は、私やみんなを助ける為に救急士になりたいそうです。


その夢を語ることなら誰でも出来ます。


現実的にその夢を叶える為にはどうしたら良い?といつも話しています。



コツコツ勉強を頑張る事と子供は言います。


私はその子供の思いを応援したくて一緒に頑張っているのだと伝えています。


お母さんが一人だけで頑張っても本人自身にやる気が無いと全く無駄な物になってしまう。


それならば、この時間をお母さん自身の為になる勉強をしたい、


でも本人がやる気があって頑張りたいと思うのならお母さんも同じように一緒に頑張ると話しました。


今の子供の現状では、いくら頑張ってもその夢を叶えるのは無理かもしれませんが、諦めないで頑張るという姿は続けて欲しいのです。


結果はともかくその過程で色々得るものがあると思います。


そう思えるのは私がそうだからです。


幼稚園の頃に死にかけて、お父さんに助けられ、奇跡的に助かりました。


それから私は人を助けたい、医者になりたいと思うようになりました。


小学生の頃はそんなに勉強をしていませんでしたが、中学生になってからは、その夢を叶えるために塾に通うようになりました。


夜遅くまで塾で勉強していたので、お母さんが夜は歩いて迎えに来てくれた事を覚えています。


高校を選ぶ時は、その地区で一番偏差値が高い高校を目指していたのですが、学校の先生にあなたの能力ではこの高校は無理だからレベルを下げなさいと言われました。


中学3年生の時に校長先生と面談があった時も絶対レベルを下げた方が良いと言われ、


私は悔しくて、絶対に希望の高校に合格してやると逆にやる気が出たのを覚えています。


幸運な事に合格することが出来ました。


入学してからは私は能力的に底辺で入っているのでみんなに追い付くのが大変でした。


でも良い友達に恵まれ、なんとか卒業できました。


その後も地獄で、1浪目は大阪にある両国予備校、2浪目は宅浪、3浪目は河合塾に通いましたが、夢叶わずでした。


絶望でした。その時はもう死ぬしかないと思いました。


頑張れば何だってなれると言いますが、あれは嘘でなれないじゃないかと。


同じ高校で医学部に現役で入った友達が、その時に話してくれた事を思い出します。


医者ではなく、〇〇ちゃんにはもっと合う職業があるかもしれない。他の職業にも目を向けてみたらと言われたのを覚えています。


色々考えた結果、薬学部に通うことにしました。


でも大学一年生の頃にはまだ医学部の道を諦めきれずに、受験勉強をしていましたが、もう無理だなと区切りをつけて医者になることは諦めました。


薬学部に通っても体や病気の事には興味があったのですが、薬には全く興味がなかったので、今まで遊ぶ事を我慢していたのが爆発して、遊び呆けてしまいました。


その為、1年留年して、

親には大変申し訳ない事をしてしまいました。


大学4年生の頃の模試で順位が200人中190人くらいのレベルに落ちてしまい、また留年する危機に追いやられ、このままではいけないと気持ちを切り替えて必死に勉強しました。


その時も周りの友達が色々助けてくれてなんとか卒業し、薬剤師国家試験も合格することが出来ました。


薬剤師になってからは日々勉強でした。


そのうち薬の勉強が楽しくなりました。


病気を治しているのは薬じゃないか。

薬が人を助けている。


更に私は、29歳の時に結核になってしまったのですが、その時も薬のお陰で今生きることが出来ています。


ますます薬ってすごいと思えるようになりました。


今ではこの職業が自分の天職になっています。


別に医者にならなくても薬剤師も人を助ける仕事なんだと思えるようになりました。


長くなりましたが、子供にもこのような体験をしてもらいたいのです。


救急士になれなかったとしても、大事なのはその過程にあると私は思います。


頑張る姿勢があればきっと良い方向には向かって行ける。


一度きりの人生、悔いのないように生きて欲しいです。



勉強の事ばかり語りましたが、小学生は遊びも大事なので、今日は、お父さんと友達と公園に遊びに行っています。


今しか出来ない事を色々体験して欲しいです😊

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